ドライアイは眼精疲労が原因か?

ドライアイは目に関するポピュラーな問題ですが、その実態は目の健康を大きく損なう重大な問題です。その上、ドライアイは眼精疲労によって引き起こされることも、逆に眼精疲労の引き金になることもあるため、注意が必要な症状なのです。

 

私たち人間の体には水分が必要不可欠です。皮膚も乾燥すれば荒れたり割れたりします。ましてや外皮を伴わない粘膜はなおのことで、常に十分な水分がないとすぐに縮んで痛んだりその機能が低下してしまいます。目の表面は粘膜で覆われており、絶えず涙によって水分が供給されていますが、涙の分泌量が不足してくると粘膜の状態が悪くなるとともにゴミや雑菌があまり洗い流されなくなるため、痛んで免疫力が低下した粘膜にとってはダブルパンチと言うべき状況になります。この状態がドライアイなのです。

 

ドライアイを放置すると目の粘膜が荒れたり縮んでしまい、あまり感染力の強くない雑菌・ウイルスでも結膜炎などの炎症が引き起こされやすくなり、これを排除するための涙および粘膜の量が少ないのですから、眼球の組織にまで影響が及びやすくなります。実際に、長期間ドライアイを患っている人は、視力低下や乱視などが起きやすいことがわかっていますし、目の器質的異常の発生率も有意に高くなっています。

 

近年の電子機器普及によりドライアイがあまりにも身近な症状となりすぎて、重大な問題であるにもかかわらず軽んじられているのが現実です。ドライアイによって痛んだ目は二度と回復しないということをしっかり把握しなければなりません。