眼精疲労とVDT症候群の関係

眼精疲労は近代的な生活習慣に深く結びついている健康問題ですが、特にパソコンのモニタなど表示機器からの光に起因する心身の不調・障害を総称してVDT症候群といいます。つまり、眼精疲労はVDT症候群の中の一つと言えるでしょう。

 

VDT症候群は眼精疲労を内包する概念であり、ドライアイ・視力低下・肩や首の凝りなどの眼精疲労として典型的な症状はもちろん、いらいらや情緒不安定・不眠・抑鬱・自律神経失調など精神的な症状も含みます。モニタの光によるネガティブな心身への影響全てをVDT症候群としています。

 

近年ではこのVDT症候群による病院への来院者数や社会補償費用の増大により、日本でも厚生労働省がVDT症候群予防のためのガイドラインを策定するなど、対策が進んでいます。日本におけるガイドラインの中で、特にデスクワークでは「一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10〜15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1〜2回程度の小休止を設けること」と定めています。これはあくまでガイドラインですので、残念ながら今のところ企業に対する拘束力や守らないことによる罰則などはありませんが、個人での眼精疲労予防のための取り組みとしては、このガイドラインにあるように、画面を見続ける作業は1時間以上連続で行わない、こまめに小休止を入れるなどを意識するのがいいでしょう。