眼精疲労に効く漢方薬(生薬)

様々な体のトラブルを根本的に治療するのに役立つ漢方薬、眼精疲労にも有効な処方がたくさんあります。漢方は神経の健康状態を非常に重視した考え方ですから、視神経にまつわる問題である眼精疲労も重く考えられており、複合的な対策によって眼精疲労にぴったりの処方がいくつもあります。

 

漢方薬では、眼精疲労という広いくくりではなく、症状別に適用となる漢方薬が決まってきますので、まずは自分の眼精疲労による症状をしっかり整理してから漢方薬選びを始める必要があります。

 

まず、疲れ目全般に効く漢方薬として、杞菊地黄丸や八味地黄丸などがあります。名前が似通っていることからもわかるとおり、地黄という生薬を用いた処方になります。地黄を含む漢方薬は滋養強壮に役立ち、精力剤や療養時の栄養補給などにも役立つのですが、目の疲労回復にも有効で、漠然とした目の疲れには第一の選択肢として挙がります。

 

また、桂枝加竜骨牡蠣湯や桂枝茯苓丸なども血流を促進する効果が高く、よく用いられる漢方薬です。桂枝とはシナモンのことで、スパイスとして使われるシナモンにも血流促進効果があります。

 

炎症や充血が強い場合・慢性的にある場合は杞菊地黄丸や釣藤散が適用となります。これらに用いられている菊花という漢方は、抗炎症作用により結膜の炎症などを予防・解消する上に、直接的に視力を改善する効果があるため重宝されます。特に老眼の改善に効果が高いことがわかっています。