眼精疲労に良いビタミンA・ビタミンB群

ビタミンA・B群は一般的な基礎栄養素ですが、粘膜の健康維持に役立つ栄養素であり、そのため目にも関連の深い栄養素となっています。またそれ以外にも、特にビタミンAは目の機能を維持するために重要な働きを持っているため積極的に摂取したい栄養素ですが、摂取に当たっては若干注意が必要な栄養素でもあります。

 

今のように栄養摂取状況が良くなかった時代では、ビタミンA不足による夜盲症を患う人が少なからずいました。夜盲症とは暗い場所で極端に視力が落ちる症状です。もちろん健全な人でも暗い場所でものが見えにくいのは当然ですが、明るい場所から暗い場所へと入ったとき、しばらくは全くものが見えなくても10秒もすれば目が慣れてきて、それなりにものが見えるようになります。夜盲症ではこの適応が全くできない状態であり、これは生成にビタミンAが必要な感光色素が不足するためなのです。

 

ビタミンAは粘膜を正常に保つためにも必要なため、特に目の健康のためには摂取したい栄養素なのですが、脂溶性ビタミンであり体脂肪内に溶けて長期間保持されるため、摂取しすぎると重い過剰症が出ることで知られています。特に催奇形性があるため、妊娠中はビタミンAを極端に多く含むレバーなどを食べないよう、医師に指示されることが多いと思います。そこで、ビタミンAの代わりに緑黄色野菜に含まれるベータカロテンを摂取しましょう。これは体内で必要に応じてビタミンAへと変化するビタミンA前駆体であり、必要がない場合はビタミンAにならないため、過剰症が起きないとされています。なお、ビタミンB群は水溶性ビタミンであり毎日尿と一緒に排出されるため、総じて過剰症は起きにくくなっています。